●クリック率を上げるコツ

・「今すぐ！」「今しかない！」「早速どうぞ」など、そのときに興味が沸いた利用者に考える間を与えないメッセージを付けてみましょう。
・「こちらからどうぞ！」「秘密はココにあります」など、迷いがちな利用者を誘導するメッセージを付けるのもベターです。

●効果の上がりにくい例

・商品名だけを出す。
消費者は、よほど知名度が無い限り、初めてその名前を目にする「？」なアイテムには興味を示しません。

例えば、「モラセフィール通販4980円」とだけ書かれたテキスト広告があったとしましょう。
（この「モラセフィール」という名前自体は、今回の説明のため架空で作り上げたものです）
提供する側は自社の商品ですから、その名前を知っていて当然ですが、消費者は何のことか分からないのですから、そのキーワードだけで興味を示す対象にはなりません。

「10clicks！」も、知名度より実用性を優先し「1クリック10円から！お手頃価格で、この場所に広告が出せます。」という感じで、効果をイメージ出来る利用方法をキャッチコピーにしています。

●効果の上がりにくい例の改善

では、上記の例にあげた内容に対して、どのようにアプローチをすれば良いのかをご説明します。

まず、利用者に訴求したい内容を分解します。
「モラセフィール通販4980円」であれば、「モラセフィール」とは何か・誰を対象にしているのか・どのように使うのかなど、いわゆる5Ｗ１Ｈの用途に応じた内容を構築します。
また、「4980円」という値段に対しても訴求力を持つのか否かを明確にするため、基準値を持たせることも重要です。

例えば、このモラセフィールというのが女性対象の美容化粧水だとします。
テキスト広告を書くときは直接的な表現を避け、イメージをかき立てる文章を煮詰めてゆきます。

ところで、なにゆえ直接的な表現を避けるのか？
これは内容がハッキリしすぎた文章を読んでしまうと、その商品に対する印象が固まって完結してしまい、本当に購買しようという人しか誘導が出来ません。もし、その商品が知られていないアイテムであれば、当然のごとく購買しようという衝動には繋がりませんから、結果的には来訪者（＝クリック率）を落とす結果となります。

出来る限り、「これってなんだろう？」と思わせるようなイメージを誘う文章を書いてください。そして、一人でも多くの見込み客となるユーザーを誘い込みます。

あくまでも広告（特に当10clicks！）は「呼び水」であり、そこで完結しては意味がありません。何らかのアプローチに惹かれた人達を呼び込んだ後で、その商品に対するアプローチを行えば良いのです。

それでは、「モラセフィール」を紹介するテキスト広告のサンプルを書いてみます。

「美を追究する、アナタに贈る魔法の水がココにあります。」
「デリケートな女性の肌を優しくガードします。ぜひ見に来てください。」

もし価格が一般の価格と比べて安いことを訴求したいのであれば、
「8000円と4980円。どっちが安いですか？わかった人はここをクリック！」
というような謎解き型のテキストも面白いでしょう。

さらに、その化粧水を使った人がどういう風になるのかを想像させる、未来予想図的な文章も効果が高いです。
「カサカサからツルツルへ。美への挑戦、待ってます」
「『あの子、キレイになったよね』って、言われたい人はココを今すぐクリック！」など、いかがでしょうか。

最近は10clicks！を利用される方も増えてきましたので、差別化を図るためには、相応のインパクトあるコピーが大切です。
ここでは、エッセンス的なアイディアをカンタンにまとめてみます。

1：日付を入れる

物販向け。スーパーの特売感覚で、オールラウンド型です。
「11/19本日限り！特別セール実施中！今すぐココをクリック！」

中古車販売など
「8/6本日の中古車入荷情報はこちらからどうぞ。」

季節感を演出するのも利用者のイメージが良いでしょう。
「1/1-1/3お正月限りの福袋をご用意致しました。こちらからご覧下さい。」

2：そのサービスを利用した人の姿を想像させる。

コスメ・エステ関連
「あなたも今日から美白美人を目指せます。」
「目指そう、10代のピチ肌」パチスロ必勝法など
「パチスロで家を建ててみませんか？うちがその秘密を教えます。」

3：たくさんの人が集まっているような、楽しい雰囲気を演出する。

出会いサイトなど
「一日80名以上の勢いで新規登録会員が増えている出会いの場。」

インターネットの世界はどんどん発展と広がりを見せております、この手法がベストというものがある訳ではありません。
ゆえに当コラムでは、普遍的なユーザー心理に即したアプローチに関してご説明させて頂きました。

皆様の集客の力添えになりましたら、幸いです。